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2026-09-22

空き家の庭木・物置・屋外にある物の片付け|屋内と違う3つの注意点

空き家の片付けで、母屋の中が一段落したあとに残るのが外回りです。伸びた庭木と雑草、鍵の錆びた物置、軒下に積まれた植木鉢やブロック、納屋の奥の刈払機と農薬の缶。帰省のたびに「次に来たときに」と先送りになり、そのあいだにも庭木は隣地へ伸び、物置の中身は分からないままになっていきます。滋賀県内の空き家では、田畑に面した家が多いこともあって、屋外の物が屋内より多いお宅も珍しくありません。

結論から言うと、屋外の片付けは屋内の片付けと同じやり方では進みません。違いは3つあります。①物置の中身には、燃料・農薬・LPガス容器・消火器のように、市町の家庭ごみ収集に出せない物が混ざりやすい。②雨ざらしで置かれていた物の査定は、素材と傷み方で見方が分かれ、生きている庭木や植木はそもそも査定の対象になりません。③庭木の伐採・抜根、土・砂・石の処分、物置本体の解体は、片付け業者の範囲外になりうる作業で、造園・土木・解体の専門業者の領域に入ります。この3つを先に分けておくと、外回りの片付けは進めやすくなります。なお、空き家の物が相続財産にあたる場合、売る・捨てるといった物を減らす作業は、相続人全員の同意を得てから進めてください。相続放棄を検討している方がいる場合は、同意があっても先に進めず、専門家に相談して相続の方針が決まるまで売却も廃棄も見合わせてください(草刈りや剪定のように物を減らさない手入れ、写真での相談や査定だけなら、先に進めやすい部類です)。

この記事では、この3つの注意点を順に説明します。帰省ごとの外回りの見回りは空き家の管理を自分でする|帰省ごとに見る場所チェックリストに、工具・農機具そのものの査定の見方は滋賀の実家に残った古い工具・農機具、処分の前に査定をに、それぞれ別にまとめています。

📷 【物置と庭の全体を、1枚ずつ】 「何が入っているか分からない」「どこまで片付けの範囲になるか分からない」で止まっているなら、扉を閉めたままの物置の外観と、庭の全体を1枚ずつ。ハチの巣や、棚の上・扉の内側の重い物がないことを確かめて少しずつ開けられたときだけ、中の様子も1枚添えてください。LINEからお送りいただけます。 写真でのご案内は概算です。正式な査定金額は、現物を対面で確認してからお伝えします。 → LINEで写真を送る

注意点1:物置の中身は「市町のごみに出せない物」を先に分ける

屋内の片付けは、多くの物が「買取に回す物」と「市町のルールで出す物」の2つに分かれます。物置や納屋が違うのは、そのどちらにも入らない物が一定の割合で混ざっていることです。

空き家の物置の中身を5つに分ける図解。1 査定に回す物(工具・農機具・釣り具・置物。錆や汚れはそのままで)、2 販売店・専門窓口へ(燃料・農薬・LPガス容器・消火器・バッテリーは市町のごみに出せない例が多い)、3 市町のルールで出す物(壊れた道具や古い鉢など。空き家のある市町の分別を確認してから)、4 手を付けない物(中身不明の容器・ハチの巣・生き物。動かさず先に相談する)、5 減らすのは同意を得てから(相続財産なら相続人全員の同意後。相続放棄の検討中は専門家に相談し、方針が決まるまで売却・廃棄を見合わせ)

市町の家庭ごみ収集に出せない物の例

物置から出てくる物のうち、次のような物は、滋賀県内の市町でも家庭ごみとして収集していない例が多く、購入店・販売店や専門の窓口に相談する扱いになります。

どこに何を相談するかは市町ごとに違います。たとえば草津市は「毒物、劇物、農薬、ガソリン、灯油などの廃油」を有害性・危険性のある物、「タイヤ、バッテリー、農機具、消火器、ガスボンベ」などを処理困難物として、いずれも購入店または販売店への相談を案内しています。大津市も消火器・プロパンガス・農薬などの薬品・タイヤ・バッテリー・使い切っていないカセットボンベを収集できないごみとして挙げています。空き家のある市町(いまお住まいの市町ではなく、物がある場所の市町)の案内を先に確認してください。

物置を開けるときの安全

物置は夏場に高温になり、長く閉め切られていた分、開けるときに注意が要ります。

分けたあとの「査定に回す物」については、次の注意点2で見方を説明します。「市町のルールで出す物」については、空き家のある市町のルールに沿った排出方法や、その市町の許可・委託を受けた業者への依頼をご案内します。カタクルが古物商許可のみを根拠に、許可範囲外の家庭ごみや廃棄物を自社で収集・処分することはありません。

注意点2:屋外にあった物の査定は「素材と雨ざらしの度合い」で分かれる

屋内の物は、埃や日焼けはあっても、雨と霜には当たっていません。屋外の物はその逆で、同じ物でも置かれていた場所によって状態がまったく違います。軒下と屋根のない庭先、物置の中と外では、見方が変わります。

錆びやすい物——工具・農機具・金属の道具

物置の中の電動工具・大工道具・刈払機・耕運機・噴霧器は、錆びていても、古い燃料や電池切れで動かないだけの物が混ざっています。動く・動かないで決めず、錆や汚れも落とさず、銘板や型番の部分を写真に撮ってください。錆を削ったり分解したりすると、元の状態が分からなくなります。ただし、噴霧器に農薬などの薬剤が残っている場合は別で、薬剤は買取の対象にも運搬の対象にもならず、カタクルが薬剤ごと引き取ることはありません。残った薬剤は購入店やJA、空き家のある市町の窓口に相談して処理し、噴霧器本体はそのあとで査定します。品目別の見方は古い工具・農機具の査定前に見る5つの点と、工具・農機具・機械の買取・査定にまとめています。

比較的雨に強い物——陶器の鉢・睡蓮鉢・火鉢・置物

庭先の睡蓮鉢や大きな植木鉢、玄関脇の火鉢や信楽焼のたぬきの置物は、土や苔が付いていること自体は問題になりません。見るのは凍害によるはがれ・ひび・欠けです。滋賀の冬は鉢にしみ込んだ水が凍り、表面がはがれることがあります。洗わず、動かさずの状態で全体と底を写してください。見方は信楽焼の壺・火鉢に価値はある?で詳しく説明しています。

重くて大きい物——石灯籠・つくばい・庭石

石の物は雨や霜に強く、屋外にあったこと自体は査定の妨げになりません。ただし、大きさと運搬の条件でお引き受けの可否が変わります。搬出の経路(門の幅・段差・車を寄せられる場所)によっては、対応が難しい場合があります。事前に、物の全体と、道路から物までの経路が分かる写真でご相談ください。

査定の対象にならない物——生きている庭木・植木・盆栽

カタクルが古物商として査定するのは、道具や置物のような「物」です。生きている庭木・植木・盆栽は査定の対象外で、伐採して薪や材にした物も同様です。植木を引き取ってもらいたい場合は、造園業者や植木の専門店にご相談ください。盆栽は愛好家の間で引き取り先が見つかることがありますが、これも片付け業者ではなく専門店の領域です。

ここに挙げたのはあくまで目安です。当てはまるから買取できる、値が付くという意味ではありません。状態によっては、査定が難しい物・お引き受けできない物もあります。

屋外の物は「持って行きます」の声がかかりやすい

屋外に置かれた金属の道具や大物は、外から見えるぶん、「無料回収」をうたって庭先の物を積み込み、あとから高額を請求するトラブルが報告されています。空き家は所有者が現地にいないので、こうした声がけの対象になりやすい状況です。その場で渡さず、いったん持ち帰って検討してください。

📷 【土が付いたまま、動かさずで大丈夫です】 庭先や物置の中に置いたままの状態で構いません(物置の中は、上の「物置を開けるときの安全」を確かめて開けられた場合に)。全体の1枚と、銘板・底・欠けのある部分の1枚があると、よりお伝えしやすくなります。 写真でのご案内は概算です。正式な査定金額は、現物を対面で確認してからお伝えします。 → LINEで写真を送る

注意点3:庭木・土砂・物置本体は、片付け業者の範囲外になりうる

「空き家の片付け」と一口に言っても、家財の片付けと、庭や建物に手を入れる作業は別のものです。屋外には片付け業者の範囲に入らない作業が多く、ここを一緒にして依頼先を探すと、見積もりの段階で話が止まります。

庭木の剪定・伐採・抜根

伸びた枝を切り、幹を倒し、根を掘り起こす作業は、造園業者や植木屋の領域です。高木や電線に近い木、隣地に枝がかかっている木は、はしごで無理をせず専門業者に任せてください。

切った枝を市町のごみとして出せるかどうかは、市町ごとに長さ・太さの上限があります。たとえば草津市では、剪定した枝木は1本を長さ50センチ以下・直径5センチ以下にして、ひもで束ねて出す扱いです。上限を超える幹や、庭一面の量になる場合は、造園業者に処分まで含めて相談するほうが現実的です。

なお、枝が隣地に越境している場合は、2023年4月に施行された民法の改正で、隣地の所有者が枝の切除を求めても相当の期間内に切除されないときや、木の所有者の所在が分からないときなどには、隣地の側で枝を切り取れるようになりました。空き家では所有者が現地にいないぶん、この状態になりやすいので、越境している枝は優先して手を入れてください。庭木の繁茂が自治体からの通知につながる流れは空き家を放置するとどうなる?に、相続財産の庭木の手入れが「物を減らさない作業」として先に進めやすいことは遺産分割の前に、実家の物をどう扱う?にまとめています。

土・砂・石・ブロック

家庭菜園やプランターの土、庭の砂利や石は、市町の家庭ごみとして出せない例がある物です。草津市は、家庭菜園やガーデニングで使用した土や砂はごみとして出せないとして、自治会や市の担当課への相談を案内しています。崩れたブロックやコンクリート片は、処理施設への持ち込みなら受け付ける地域もあれば、量や大きさに条件がある地域もあり、市町や処理施設ごとに扱いが分かれます。まとまった量の土砂や庭石の移動は、造園業者や土木業者の領域になります。

物置本体・カーポート・フェンス

金属製の物置本体を粗大ごみとして出せるか、解体が要るか、持ち込みに限るかは、空き家のある市町の案内で確認が要ります。基礎のブロックやコンクリートは上と同じく市町や処理施設ごとに扱いが分かれ、物置ごとまとめて外すなら解体業者の領域です。家そのものを解体する予定があるなら、物置や外構も解体の見積もりに含められることがあるので、空き家を解体する前の片付けもあわせてご覧ください。

カタクルの片付けの範囲

カタクルでも、庭木・物置・屋外の物は屋内と条件が異なるため、訪問時に範囲を確認したうえでお見積りしています。物置の中身の仕分けと、庭先の道具や置物の査定は片付けの範囲に入ることが多い一方、伐採・抜根や土砂の移動、物置本体の解体のように片付けの範囲に含められない作業は、造園業者・土木業者・解体業者など専門の業者へのご相談をご案内します。屋外の範囲が費用にどう効くかは空き家の片付け費用は何で決まる?で説明しています。

片付けと買取は分けて考えます

屋外の片付けでも、扱いは屋内と同じです。

片付けのご依頼で買取できる物が見つかった場合は、買取額をその分、作業料金から差し引きます。作業全体の流れは滋賀の空き家・実家じまいの片付けにまとめています。滋賀県内の空き家について、まだ何も決まっていない段階のご相談も承っています。出張費・査定・キャンセルは無料です。

よくある質問

Q. 物置に、何が入っているか分からない缶や瓶があります。どうすればいいですか?

開けず、移し替えず、においも嗅がずに、ラベルと容器の外観を写真に撮ってください。農薬や燃料は別の容器に移されていることがあり、ラベルどおりとは限りません。写真をもとに、購入店や空き家のある市町の窓口に相談する扱いになります。カタクルが自社で収集・処分することはなく、市町のルールや許可・委託を受けた業者への依頼をご案内します。

Q. 刈払機や噴霧器に燃料や薬剤が残ったままです。抜いてから相談したほうがいいですか?

燃料と薬剤で扱いが分かれます。刈払機のタンクに残った燃料は、ご自身で無理に抜いていただく必要はありません。残っていることを添えて写真をお送りいただければ、査定の際に現物で確認します。缶やタンクに入った燃料そのものは買取の対象ではなく、購入店や販売店へのご相談になります。一方、噴霧器に残った農薬などの薬剤は、買取の対象にも運搬の対象にもならず、カタクルが薬剤ごと噴霧器を引き取って運搬することはありません。残った薬剤は、購入店やJA、空き家のある市町の窓口に相談し、その案内に沿って処理してください(ご自身の判断で抜いたり、薄めて流したりはしないでください)。噴霧器本体の査定は、薬剤の処理が済んでからになります。どちらの場合も、動くかどうかは試さずに、そのままの状態で銘板と全体の写真をお送りください。

Q. 庭木の伐採や草刈りも一緒に頼めますか?

伐採・抜根や、庭一面の草刈りは造園業者の領域で、片付け業者の範囲外になることが多い作業です。カタクルでも、庭木・物置・屋外の物は訪問時に範囲を確認したうえでお見積りし、範囲に含められない作業は専門の業者へのご相談をご案内します。

Q. 庭石や石灯籠、植木鉢は買取できますか?

石の物は、大きさと運搬の条件(門の幅・段差・車を寄せられる場所)でお引き受けの可否が変わります。陶器の鉢や睡蓮鉢は、凍害によるはがれやひびの程度で見方が分かれます。いずれも事前に、全体と経路が分かる写真でご相談ください。なお、生きている庭木や植木・盆栽は査定の対象外で、造園業者や植木の専門店の領域になります。

Q. 相続した空き家の物置の物です。売ったり捨てたりして大丈夫ですか?

物置の中身が相続財産にあたる場合、売る・捨てるといった物を減らす作業は、相続人全員の同意を得てから進めてください。一人でも反対している間は進められません。相続放棄を検討している方がいる場合は、同意があっても先に進めず、専門家に相談して相続の方針が決まるまで売却も廃棄も見合わせてください。草刈りや剪定のように物を減らさない手入れ、写真での相談や査定だけであれば、その前でも進めやすい部類です。

Q. 出張買取の場合、クーリング・オフはありますか?

ご自宅にお伺いして買取する取引など、特定商取引法の訪問購入に該当する場合は、法定書面を受け取った日から8日以内であれば、契約を解除できる場合があります。一方で、品目や取引内容によっては訪問購入の規定が適用されない場合もあります。対象となる取引では、必要な書面をお渡しし、クーリング・オフや品物の引渡しに関するルールをご説明します。

外回りは「3つに分ける」ところから

空き家の外回りが手強いのは、屋内と同じ手順で進まないからです。物置の中身は、市町のごみに出せない燃料・農薬・ガス容器・消火器を先に分けて、購入店や専門の窓口へ。雨ざらしだった道具や置物は、洗わず動かさずに写真を撮って、素材ごとの見方で確かめる。生きている庭木や植木は査定の対象外で、伐採・抜根や土砂、物置本体の解体は、片付け業者ではなく造園・土木・解体の専門業者の領域になりえます。カタクルでも屋外の範囲は訪問時に確認したうえでお見積りしています。

そして、空き家の物が相続財産にあたる場合、売る・捨てるは相続人全員の同意を得てから。相続放棄を検討している方がいる場合は、専門家に相談して相続の方針が決まるまで売却も廃棄も見合わせてください。草刈りや剪定、写真での相談は、その前でも進めやすい部類です。どこまでが片付けの範囲になるかで迷ったら、物置の外観(安全に開けられたときは中の様子も)と庭の全体の1枚から、ご相談ください。

📷 【まずは物置と庭の1枚ずつから】 空き家のある市町と、物置(外観。安全に開けられたときは中も)・庭の全体が分かる写真をお送りください。査定できそうな物と、片付けの範囲の目安をご案内します。 写真でのご案内は概算です。正式な査定金額は、現物を対面で確認してからお伝えします。 → LINEで写真を送る

関連サービス:滋賀の空き家・実家じまいの片付け / 工具・農機具・機械の買取・査定 / 買取できる物の一覧

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